ボールを使って英会話レッスン

スミス英会話生駒校ブログ

私はスミス英会話生駒校で英会話を教えるのが大好きです(以前“ゲームを使った英会話レッスン”についてブログを書きました)。実は、生駒校では英会話レッスンの中で使うボールを用意しています。英会話レッスンが楽しくなりますし、ボールを持ちパスしたりキャッチしたりして使います。そして英会話レッスン内でボールを使って期待できる効果はいくつかあります。

全身を使って学ぶ

文法や記憶の本質についての研究が世界にはたくさんあります。大まかに言うと、記憶には頭で覚える「陳述記憶」と体で覚える「手続き記憶」の２種類があります。そして文法を記憶するのは陳述記憶ではないということが分かっています。体で覚える手続き記憶なのです。手続き記憶の一番いい勉強法は実際にやってみること、自分の感覚を利用して覚えることが多いほどいいということです。英会話レッスン内で、ただ座って話すよりもボールを使うと動いて全身を使いながら学ぶことができます。これは学習を促進し、後に立った状態や歩きながら英語を使うような場面の時にも役立ちます。

ボールの役割

２人以上の生徒様で立ちあがってボールをパスし合うとクラス内は流動的になります。これは感覚的な記憶をより刺激します。この刺激は物事を深く理解し覚えることを促進するのです。以前、実験をしたことがあります。数カ月に渡って２人の生徒様がそれぞれ同じ椅子にいつも座っていたクラスがありました。ある英会話レッスンの始まりに、彼らにいつもとは違う椅子に座ってもらいました。はじめは戸惑っているようで、５分程は心地が良くなさそうでしたが、その後いつもよりも口数が増え、表情豊かなボディランゲージ、笑顔もたくさん出ました。この結果は、英会話クラス内でボールを生徒様同士で使って体を動かしている時よりも良い効果でした。英会話レッスンに笑いや楽しさもプラスされます。

つながる

クラス内でボール使うことに関連した、別の不思議な科学的事実です。落とさないようにボールを渡し合うといった目的のような、明確な目標を持って協力して２人以上で活動する時、脳波が揃うという研究があります。科学者もどうしてなのか、またどう起こるのかという説明はできていませんが、実際に揃うというデータは取れています。生徒様同士、グループや講師と共に活動をすることで私たちはつながりを感じられます。このつながりはコミュニケーションを促進し、英会話に参加できるようになることで“会話が理解できない”という場面が減ります。多くの場合、理解できないというのは考えすぎることで起こり、ボールをパスし合うとテンポができて、分からない所で止まるよりも早く全体を理解することができます。ひとつひとつの細部よりも会話全体を理解するのに役立ちます。

楽しむ！

最後にもうひとつ英会話レッスン内でボールを使う理由は、楽しさをプラスするためです！英会話レッスンのスタート時の雰囲気を作ったり、レッスン途中で雰囲気を変えるために使ったりすることもできます。多くのキッズコースの生徒様はこのボールを使う時間を楽しみにしているので、毎回ではないですが定期的に使っています。

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