外から見る日本

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外から見る日本 -スミス英会話大津校ブログ

外から見る日本の新型コロナウィルス対応に関するカナダ人としての観察。

家の外観を家の中から見る事は難しいです。もし、一度も家の外に出た事が無かったとしたら、あなたの家の外観をどのように知ればいいのでしょうか?

スミス英会話大津校オーナー講師 エドワード・イワスコ

スミス英会話大津校で多くの生徒様からカナダについて質問を受けます、そして日本についての質問も受けます。私は外国出身の者としての視点から、日本の多くの側面を見ています。生徒様から良く受けるのは、日本と他の国との違いについての質問です。例えば:日本とカナダのお笑いの違いは何ですか?日本とカナダのクリスマスの違いは何ですか?等です。こういった話題はいつも興味深く、生徒様にも楽しんでもらえていると嬉しいです。

最近よく受けるのは“どうして?”という質問です。これもまた日本と他の国を比較する答えになる傾向があります。2020年年末に多かった質問では:日本はどうして新型コロナウィルス感染者数を他の国より押さえられている?カナダはどうして押さえられていない?その大きな違いは何だと思いますか?多くの生徒様には分からないようでしたが、日本とカナダ2つの国に住み両方の文化を見て来ている者として、たくさんの理由が考えられました。日本は素晴らしい国です、ただ日本の中からその理由を知るのは難しいでしょう。

私個人の意見としては、日本は感染症に対しての準備がすでにできていたと思います。日本の対策が良い理由はたくさんあります:感染症対策と概念がすでにあった。どれか一つの対策というのではなく、行動・インフラ・文化的対策が揃えば感染性のあるウィルスに立ち向かえるでしょう。カナダと日本両方に住み、そして新型コロナウィルスの流行を経験した私の観察ポイントをお話しましょう。

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学校へ通う子供達が毎日持ち歩き必須のアイテム:ハンドタオル、替え用含めたマスク、ティッシュ。

手洗いと消毒

新型コロナウィルス流行前から、手洗いは日本の日常生活の一部です。学校へ通う子供達は幼稚園入園の初日から、学校へ着いた時、家へ帰った時にはいつも手洗いとうがいをするように習います。これを日本では義務教育の間教えられ、習慣になっていきます。

その上、全てのお店の入り口には消毒用アルコールが設置してあります。トイレでは公衆も含め、手を洗う場所がトイレの個室から離れて設置されています。そのため、誰かがトイレを使用中の場合でも手を洗う事ができますし、トイレから離れている分衛生的です。これは2020年に新型コロナウィルスが流行する前からのものです。携帯用消毒アルコール?もちろんあります!

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手洗い場所はすでにあったので、サインを作っただけでした!

マスク着用

日本では以前よりマスクの着用が日常的でした。人々は様々な理由でマスクを使用していました、マスクの使い方の批評もありましたが結果は一目瞭然です。どうして日本では多くの人が日常的にマスクを着けるのでしょうか?日本では、これまでに発生したSARSやMERSコロナウィルスの経験から学び、多くの人々がウィルスの拡散予防のためにマスクを着けるようになりました。かぜ予防も理由の一つです。インフルエンザの季節にはマスクを着用するように推奨されます。なかには化粧をする時間がなくマスクを着ける人もいます!マスク文化は認められ、推奨され、現在では称賛さえされています。

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日本の子供達はお店やさんごっこ中でも、マスクをして手を洗います。

システムの自動化とエスカレーター

世界中の多くの人々から、日本は未来社会と見なされています。ロボット、ガンダムスーツ、任天堂や回転寿司を考えてみてください。他の面でも、日本は高度な技術を持っています。ウィルスの拡散に関して、自動運転の技術よりも役立つものはないと思います:自動ドア、自動センサーの石鹸やタッチ不要の支払いシステム。日本のほとんどのお店には自動ドアがあり、トイレではセンサーで水が流れ、手洗いの水もセンサーで出て、ビルにはエスカレーターが設置されています。カナダの私の故郷の町にはエスカレーターが2つしかないと話すと多くの人が驚きます。町全体で2つです!

さらにびっくりしたこと?自動で持ち上がるトイレのふたです。外出先でトイレに行っても、手を洗う所までどこにも触らずに使用できるのです!これは日本国内では驚く事ではありません。自動化する前でさえ、日本の伝統的は和式トイレはシートがなく、人々はハンドタオルを持ち歩いていました。

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誰もが新型コロナウィルスの流行が終わってほしいと思っています。体温を測り、手を洗い、アルコール消毒をして部屋の換気をすることがスミス英会話、そして日本中で現在行われる通常の手順です。

社会的調和

ここでは文化的そして社会的理由のカテゴリーについてお話します。一般的に、日本はとても平和な国です。社会的調和は日本の文化と信念の中心です。政府がマスク着用を求めれば、国民は従います。会社が在宅勤務を許可すれば、社員は在宅勤務を行います。政府がこういった対応を国民に義務付けることはしません‐社会調和を維持するために自ら従うでしょう。波風は立てず、社会的調和を大事にする国民性です。これは必ずしも良い事とはみなされないことがありますが、ウィルス性の感染症流行には有効です。

公共の場と個人の場という考え方

2020年、人々は家にステイする事を強いられました。大人数での集まりを止め、イベントの企画もできなくなりました。日本では大人数でのホームパーティが少ないので難しいお願いではなかったと思います。結婚式やスポーツイベントは規模縮小か延期になり、東京オリンピックも1年延期になりました。日本の人々は、生活の場を2つに別けて考えるという意識を強く持っています:公共の場と個人の場です。招待なく個人のプライベートの場に入っていくのは適切ではないという風に理解されています。もう友人の家を訪れたり、人を呼ぶのは日常的に行われなくなっていましたし、ロックダウンもそんなに厳しいものではありませんでした。家族のみの結婚式なら問題ありません。学校の卒業式も1人までなら参加できます。公共の場と個人の場の棲み分けによって、2020年日本での生活はそこまで大きく変わりませんでした。

新しい規範(Norm)

これは新しい造語です:“the new norm”新しい規範。意味は、新しい生活スタイル、つまり私達はお互いの安全のために新しい習慣に適応しなければいけません。全ての出入り口では手の消毒をして、他の人がいる場所や混雑した場所に行く際はマスクを着用し、ウィルス拡散を防ぐために触らずにいられるシステムを作り、家での大人数パーティは止め、家族以外の握手やハグはなしです。興味深いことに、日本では今までとあまり変化がありません。多くの変化はここでは変化ではありません:むしろ新しい習慣というよりは、今までの習慣に少し追加があったくらいです。日本が完璧ということではありませんが、日本で作られた文化、教育、そしてテクノロジーシステムの融合の中には新型コロナウィルス等ウィルス性の病気の対策が整っていたのです。日本に住めている私はとても幸運だと感じます。

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