ドイツのクリスマス-Part2
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12月6日には聖ニコラウス(ドイツのサンタ)がやってくる
そうです!ドイツのサンタクロースはクリスマスイヴやクリスマスホリデーに入ってからプレゼントを持ってくるのではなく、12月5日から6日の夜にやってきます。ドイツの子供たちは自分が持ってる一番大きなブーツを前夜に綺麗に掃除して玄関の前に置きます。そして、聖ニコラウスは夜のうちに全ての家を訪れ、良い子にしていた子供のブーツにチョコレート、果物のオレンジ、ナッツと小さなプレゼントを入れます。悪い子だった子供たちは、聖ニコラウスの大きな袋に入れて連れていかれると言われています。
ドイツのクリスマス聖ニコラウスの怖い面
そう、ドイツの聖ニコラウスは少し怖いのです。私がまだ小さい時に、両親は私を聖ニコラウスの大きなイベントに連れて行きました。イベントでは、聖ニコラウスが彼の大きな袋と本を持ってステージにやってきます。その悪名高い本には、全ての子供たちがした悪い行いが全部書かれています。そして、聖ニコラウスが子供たちの名前を呼ぶと、呼ばれた子供はステージに行き彼の前に立たなければいけません。彼は私たち子供たちがその年にした悪い行い全てを思い出させます。彼は全てを知っているのです。これは子供の私にとってはかなり怖かったです。しかし最後に聖ニコラウスは子供たちが良い子にしていた時のことも話してくれます。子供たちは来年からはさらに良い子でいることを誓い、彼からプレゼントをもらいます。そして私たちはホッとして両親の所へ戻ります。聖ニコラウスは日本のサンタクロースとは大きく違います!
サンタクロースの起源-聖ニコラウス
クリスマスホリデーにプレゼントを持ってくる現在のサンタクロース起源はトルコのデムレという地にあります。多くの有名な聖人(キリスト教会の徳が高い人)のように、聖ニコラウスはキリスト教の初期、4世紀の司教でした。彼は人知れず貧しい人を助けていたことで有名なので、プレゼントを渡す習慣ができたと言われています。帽子や服が赤いのは王や司教が赤い服を着るからです。古い肖像画を見ると、彼は赤ではなく茶色のマントをよく着ています。
クリスマスホリデーの3日間
ドイツでは12月24日から26日までの3日間、クリスマスイヴ(Heiliger Abend)、クリスマス(Erster Weihnachtsfeiertag)、クリスマス2日目(Zweiter Weihnachtsfeiertag)でクリスマスをお祝いします。多くが、クリスマス当日のディナーをその日の朝から母親が準備し始めます。午後には、父親がリビングルームのドアに鍵をかけてクリスマスツリーの装飾を始め、プレゼントをツリーの下に置きます。ドイツの子供たちは通常クリスマスツリーを夜になるまで見ることを許されません、なぜなら電飾がついた部屋は息をのむほど感動的だからです。夜になるとドアを開けてくれます!私たちはクリスマスの歌を歌ったり詩を読んだりしてからプレゼントを開封し、クリスマスのディナーを食べます。
ドイツのクリスマスの伝統料理
実はドイツの特別なクリスマス料理というのはありません。各家庭それぞれでクリスマスイヴ、クリスマスの日に食べる伝統の料理があります。しかし、クリスマス料理として一般的な料理はあります。例えば、ドイツではクリスマスにガチョウ、シカやコイを好んで食べます。シカやガチョウはクリスマスシーズン用に飼育されています。そしてここで、ひとつご紹介したいとても有名なクリスマス料理がシンプルなポテトサラダと食べる“Bockwurstボックヴルスト”、5分茹でるだけのシンプルなソーセージです。母が30分で調理できるこの料理が私は好きです、そうすれば母もクリスマスホリデーを楽しむことができます!手間のかからない料理です。
クリスマスイヴ
ドイツのサンタクロースは12月6日にプレゼントをくれます、それではクリスマスの日にプレゼントをくれるのは誰でしょうか?それは、伝統的には“Christkindクリストキント”幼いキリストの妖精のようなもの、でした。しかし20世紀に入ってから、ドイツでもサンタクロースのようなものがプレゼントを持ってくるようになりました。名前は“Weihnachtsmannヴァイナハツマン”(クリスマスの男)です。彼も赤い服を着て、白い長いひげとプレゼントの入った大きな袋を持っています。最近では、サンタクロースがクリスマスに来る家もあります。子供たちはとても喜んでいます。
ドイツのクリスマスホリデーを訪れる
正直にお話しすると、クリスマスホリデーの3日間にドイツを訪れるのはおすすめしません。この3日間はある意味で、日本のお正月と似ています。日本のように、全てのお店がこの3日間お休みになります。さらには、多くの美術館、遊園地やレストランでさえも閉まります。有名なクリスマスマーケットも通常12月23日までしか開催されません。みんなが家族と家で過ごすため町の中心地から人がいなくなります。観光客にとってクリスマスの日は退屈だと思います。クリスマスの雰囲気を体験したいならば、クリスマスホリデーの前、アドベントの期間に訪れる方がいいでしょう。
クリスマスシーズンの終わり
クリスマスホリデーの3日間が終わりクリスマスシーズンの終わりに近づきますが、キリスト教でイエスキリストの誕生を祝福しにやってきたといわれる“the Biblical Magi東方の三博士”の日、1月6日が正式なクリスマスシーズンの終わりです。年上の子供たちが東方の三博士に扮して地域すべての家を訪れます。特別な歌を歌い、貧しい子供たちのために寄付金を募り、新年を祝福する言葉を玄関のドアに書きます。教会が主体となった重要なイベントなのです。そしてその日までにクリスマスの装飾を外します。
スミス英会話布施校 スウェン
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