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  • スミス英会話大津校ブログ:バイリンガルを育てたい~伝えたい=言葉~

最近の息子(1歳8ヶ月)は、兎に角アルファベットのAからZまでと数字の1から15ぐらいまでをひたすら一日中唱えています。まるで、呪文を唱えながら身の回りの物、人、事柄を体で表現しているようです。生まれて初めて聞くものや見るものを言葉で表現するのに、アルファベットや数字がとても便利で大切だと彼自身が気付いたから、それを私達にも教えようとしてくれているようです。

子供は「ばーばー・ぶーぶー」というようななん語から始まり、少しずつ全身を使って言葉を覚えるのだということは、スミス英会話大津校の講師になる前から知っていました。いや、知っているつもりでした。でも、実際に息子の言語習得過程を観察していてやっと、この「身体で言葉を覚える」という本当の意味が分かったような気がします。

赤ちゃんは、生まれてから暫くの間ものすごく泣きます。腹がへった~、のどが渇いた~、暑い~、身体が痒い~、眠い~、抱っこ~などなど、何か伝えたいことがあると大声で泣きます。表現方法が泣くことだけだからです。もう少し大きくなると、今度は泣く代わりに言葉を発します。始めは、母親の私にも息子が何を言いたがっているのかわからないこともよくあり、イライラした息子に大泣きされたりもしました(今も時々ありますが。。)。でも今は、”Up Up Up!”(抱っこしてほしい)、”Eat banana” (バナナが食べたい)、 ”socks, hat, shoes, go outside!” (靴下はいて、帽子かぶって、靴はいて外に行きたい!)など語彙が増え、私と息子の意思疎通も前よりスムーズになりました。

子供たちは、自分が必要としていることを伝えたいと思った時に言葉を発します。なので、もちろん彼らの生活に関連する単語しか知りません。これから友達の輪が広がり、学校へ行き、色々なことを経験しながら語彙を増やしていくんですね。彼らの生活に関係のないことを無理やり教えられているわけではなく、毎日の生活で自分の体が経験している(寝る、食べる、遊ぶなど)ことを言葉で表現しているだけです。

私達が赤ちゃんの頃から少しずつ日本語を習得したように、英語も体で覚えられたらどんなに気持ちがいいでしょう!どんなにシンプルなことでもいいんです。りんごでもいい。トイレでもいい。眠たいなぁ~でもいい。自分の生活を英語で見直してみると、不思議なほど自然に英語が身に付くんです。嘘じゃあないですよ。私も、高校時代に英会話学校に通っていたころ、自分の身の回りの物事を英語で表現する練習をしたらどんどん会話力があがりました。

受験勉強のように、本から学ぶ方法も有効ですが、赤ちゃんのように”自分のことを相手に伝えるのに言葉を使う”というイメージもとても大切です。急速に成長する息子から学ぶこと、まだまだありそうです。

Chiharu、スミス英会話大津校

in Ohtsu, Teacher's Thoughts, The Small Room by Mark | October 8, 2012 | 0 comments

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