英語のリズム
スミス英会話生駒校ブログ
英語はリズムがとても重要
英語のリズムとは話す時の強弱やスピードの変化です。英語は話す時のリズムがとても重要です、なぜなら英語のネイティブスピーカーにとって、リズムで文章の意味がより伝わりやすくなるからです。英語のリズムが悪いと意味を理解するのがとても難しくなります。そして、リズムの違いで文章の意味も変化します。
発音とリズム
多くの生徒様が“英語のリズムの問題”を”発音の問題”と混同されます。みなさん発音の練習が必要だと考えられますが、実際に必要なのは英語を話す時のリズムの練習です。英語のリズムの勉強は難しいです。頭で理解するというよりも、習得するスキルだからです。英語のリズムは練習の継続とたくさんのミスをして上達します。スミス英会話生駒校の生徒様には、英語のリズムの上達のためには毎週練習をして私がチェックすることが一番だとお話ししています。生徒様は家で練習して、次の週の英会話レッスンで私がチェックをします、加えて毎週の英会話レッスンの中で少しリズムの練習もできます。
音節とリズム
音節(Syllables)の基本的な知識として、英語のリズムを習得する上で音節はとても重要です。
(※音節とは英単語を発音する時にいくつかのグループで区切る単位。例えば、りんごの“apple”は「ap・ple」と2つのグループに分けて発音する。 )
生駒校では通常、英会話レッスン内で生徒様に単語のリストを渡します。生徒様はその単語の音節を手拍子しながら数え練習します。英語の音節は日本語の音節と数え方が違うので苦戦される生徒様もいらっしゃいます。
(※例えば速さの“speed”。英語の音節は「speed」の1グループですが日本語では「su・pi・i・do」の4つのグループ。)
ですが、私がアドバイスをすると数分の練習後にはコツを掴む生徒様がほとんどです。その後、ホワイトボードに書いた単語の音節を当てる練習をします。まず生徒様が単語を読みあげて、音節が違う場合は私が訂正をします。最後に生徒様がホワイトボードの単語に音節のグループ分けを書き込みます、そうすることで音節をより理解して使えるようになるのです。
強弱
単語の中には音節の強弱が存在します。単語の音節が1グループの場合は強い音節のストレスは存在せず強弱はありません。単語の音節が2つのグループ以上ある場合は、必ずストレスのある音節があります。ストレスは単語の始めに来ることが多いですが、毎回始めというわけではなく例外もたくさんあります。
(※「ap・ple」の2つのグループのうちストレスは始めの方になり“ap”の方が強い発音になります。)
文章
文章にもまた音節の強弱があります。どの文にも必ずストレスがつき強く話す音節があります。2つ以上のたくさんのストレスが入る文は、より複雑で覚えるのが難しい文になります。生徒様の中には文中のどの音節がストレスになるのか、リスニングを止めて考えるという方もいます。しかし、私は生徒様へ音声を止めずにリスニングを続けるように勧めています。どういうことかというと、どれがストレスになるのかを見比べてルールを探すよりも、ネイティブスピーカーの音声をたくさん聞いてネイティブスピーカーがどの音節にストレスをつけて話しているかを見つける方がいいでしょう。
リズム
文のストレス音節によって文全体にリズムができます。ストレスによって文の重要さが伝わるので、文全体のリズムによって意味が伝わると言えると思います。これが、生徒様が自分の発音が悪いと思う最大の理由です。彼らは発音が悪いのではなく、英語のリズムを習得できていないのでネイティブスピーカーがうまく聞き取れないという問題が出てきます。そして聞き取ってもらえないと発音が悪いせいだと感じてしまうのです。実際に自然なリズムで話せるようになると聞き取りやすくなります。ですから、リズムの練習はとても良いことで、リズムの練習をするにはネイティブスピーカーのシャドーイングをしてリズムを真似るのが一番です。
(※例えば「What did you do yesterday?」という文は“what・do・yesterday”がストレスになる「What・did・you・do・yesterday?」)
リズムのテンポ
英語のリズムのテンポは規則正しく話します。文中のストレスのテンポはどのストレスも変わらず同じです。英語学習者にとって難しいのは、文を一定のテンポで話すためにストレスがつかない弱い音節は発音が変わったり消えたりします。
(※例えば「What・did・you・do・yesterday」を同じテンポで話すためには、弱い音節であるdidとyouがくっついて“ディジュ”と発音され“did・you”の音節は変化します)
発音の変化だけでなく、スピードも速くなるのでネイティブスピーカーではない学習者にとっては聞き取るのが難しくなるのです。
コンテンツとリズム
生駒校の多くの生徒様が練習を続けるうちに “Content words(内容語=名称、状態、動作を表す、名詞、形容詞、動詞、副詞に相当する)”にストレスがつくのだと気が付きました。だいたいの場合は合っているのですがこの考え方には問題があります。それは、この考えに基づいて文章から、内容語にあたる単語を選んで全ての内容語を強い音節で話そうとなることがあります。
実際にネイティブスピーカーはこういった内容語全てにストレスをつけて話すわけではありません。正しいストレスのつけ方や文のリズムはネイティブスピーカーから出てくるものが正解なので、文を読んで単語から自分で判断するのは難しいでしょう。それよりも、話している音声からリズムを聞きわける練習をする方がいいです。そして、多くの場合ネイティブスピーカーは話す時に単純にストレスの強弱をつけているのではなく、それぞれの文でストレスの強弱に幅があります。ですが私は生徒様には、複雑になりすぎるので強弱の幅については考えすぎないようにと伝えています。生徒様にお話ししているのは、まずはシンプルにストレスのつく音節と弱い音節に分けるようにすることです。やりやすいシンプルなリズムを練習しましょう。スミス英会話生駒校の英会話レッスンの中でリズムの練習をする時は、5分間の練習という短い時間でも上達されます。
最後に、クラス内でリズムの練習をした後に生徒様には家でもシャドーイングをする時にリズムの練習をするようにお話ししています。
前回のブログ“シャドーイングによる効果”はこちらから
スミス英会話生駒校 レス
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