コロナウィルス&COVID-19とは
スミス英会話都島校ブログ
2019年12月、新型の強い呼吸器疾患により体調を崩し病院にかかっている人がいるというニュースが中国、武漢から徐々に流れ始めました。
患者の多くが重度の肺炎にかかっており、当時この病気の原因が分かっていませんでした。しかし、2020年の初めに科学者たちが、現在“COVID-19”と呼ばれる病気、その後に“SARS-CoV-2”というウィルス名を名づけられる新しいタイプのコロナウィルス感染症だということを突き止めました。
この新しいウィルスが世界中にひろがったことで、この2年私達の生活は大きく変わり、そして今後も私達の暮らしや他人との交流に影響し続けます。
このブログではコロナウィルスやCOVID-19について生徒様からよく受ける質問にお答えしようと思います。
Q.“コロナウィルス”と“CVID-19”の違いは?
まずよくある勘違いからお話しましょう。多くの人が新型のコロナウィルスとCOVID-19は同じものだと考えています。このふたつは関連がありますが、同じものではありません。
新型のコロナウィルスは正式には“SARS-CoV-2”、つまり
SARS-CoV-2 = Severe Acute Respiratory Syndrome(重症急性呼吸器症候群)-Corona Virus(コロナウィルス)-2 の略です。
そして“COVID-19”と呼ばれる病気は、
COVID-19 = Corona Virus Disease(コロナウィルス感染症)-2019(2019年に発見された新しいウィルス) の略です。
多くの人が英語で話す時に「I was infected with COVID(COVIDに感染した)」と使いますが、これは間違っています。COVID-19に感染したのではなく、SARS-Cov-2に感染したのです。COVID-19は感染後に人が発症する病気のことです。そのため、このふたつは関連していますが同じものではありません。
Q.コロナウィルスとは?
コロナウィルスはたくさんあるウィルスの種類の1つです。人に感染するものもあれば、コウモリやラクダ、牛を含む動物に感染するものもあります。
現在のところ、7種類のヒトコロナウィルス(HCoVs)が確認されており、通常そのうちの4種類は健康な大人に軽度の呼吸器疾患を引き起こすだけのウィルスです。この4つのコロナウィルスは風邪の感染原因の3分の1を占めています。残り3つのヒトコロナウィルスはMERS-CoV(MERS:中東呼吸器症候群)、SARS-CoV-1(SARS:重症急性呼吸器症候群)とそして今回のSARS-CoV-2と呼ばれる新しいコロナウィルスです。
私達は過去に風邪を何度も引いていますので、みんな人生に一度はコロナウィルスに感染したことがあるのです。ご存知でしたか?
Q.なぜコロナウィルスと呼ぶのか?
私はスミス英会話都島校の生徒様全員にヨーロッパの多くの言語はラテン語が語源になっているとお話しています。多くの英単語、特に医療用語はラテン語から来ています。“coronaコロナ”はラテン語で英語だと“crown(王冠、国王)”という意味です。
例えば、下の画像を見てみてください。メキシコの有名なコロナビールです。
ビールが好きな人はコロナビールをご存じだと思います。
コロナビールのラベルを見てください。よく見てみると真ん中にゴールドの王冠がありますね。ラテン語で王冠を意味する“コロナ”ビールのシンボルとして描かれています。これはご存知なかった方も多いでしょう。
おそらく、なぜコロナが王冠という意味だという話がコロナウィルスと繋がりがあるのだろうと思われるかと思います。
それでは次の画像を見てみましょう。これはコロナウィルスの画像です。
画像を見ると灰色の球体にささるようにある赤いスパイク状のとげがありますね?
科学者たちはこの赤いとげが王冠のとがった部分のように見えるので、このウィルスの種類を“corona virus”や“crown virus”としてコロナウィルスと名付けることにしました。
ラテン語がこのように英語の語彙に影響しているというのは興味深いですね。ラテン語はこうして英語の医療用語に使われています。
このブログでは、”新型コロナウィルス”と”COVID-19”の違いを、そして”コロナウィルス”とは何なのか、なぜそう呼ばれるのかを学びました。
次回の私のブログでは、この新型のコロナウィルスがどのようにして広がり、スミス英会話ではどのように感染から防いできたかを書こうと思います。
スミス英会話都島校 ダン
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