私とエドワードには、もうすぐ3歳になる息子がいます。以前ブログに書いた通り、私たちは英語で息子を育てています。私が不在の時には、エドワードと息子はフランス語でコミュニケーションを取り、私の母に息子を預けた際に、息子は自力で日本語を学んでいます。私とエドワードが100%英語で接しているため、息子の得意言語は英語です。次に自然に使えるのがフランス語。フランス語の絵本や映画が大体理解出来ているようですが、文で話すことはまだ出来ません。そして、残念ながら現時点で日本語は最下位です。
そんな息子が、最近様々な質問をするようになりました。以前は、What is this? とかThis is ice cream? のような質問をしていましたが、今はもう少し複雑な質問をしてきます。
Why? (なぜ?)
What does it mean? (それはどういう意味?)
It’s fun, is it? (正しい文法では、It’s fun, isn’t?)
というような質問です。何が複雑かというと、3歳児の分かる単語を使って質問に答えることが難しいということと、質問に答えた後で、また”Why?” と聞き返される可能性が高いということです。このエンドレスのやり取りを、笑顔で根気良く続けることは、正に修行と呼べるでしょう。例えば、
私 ”Let’s go pray at a shrine!” (神社にお参りに行こう!)
息子 ”What does it mean?” (どういう意味?)
私 ”It means we go to a shrine and pray for our happiness.” (私たちの幸せを願いに神社に行くということだよ。)
息子 “What does it mean?” (どういう意味?)
私 ”Do you know shrines?” (神社は知ってる?)
息子 ”I don’t know.” (知らない)
私 ”OK, a shrine is a place that keeps spirits and gods. ” (OK, 神社は精霊とか神様がいるところだよ。)
息子 ”Oh, I see.” (あーそうかぁ。)
私 ”So, we go to a shrine to pray.” (だから、神社にお参りに行くんだよ。)
息子 ”Why?”
私 ”hmmmmmm” (えーっと。。。。。)
先日、エドワードが言った何かが息子は理解できなかったようで、”What does it mean?”と息子が質問し、エドワードが答えました。それでも理解出来なかった息子は、「わからない」というつもりで、”I don’t mean it.” と言いました。”I don’t mean it.” の本当の意味は、「本気で言っているんじゃないんだ。」 そこで、エドワードが、”You don’t understand it?” と息子に聞くと、間違った言い方をしたことに気付いたのか、テレ顔で、”I don’t understand it.” と言っていました。私たちの会話を常に熱心に聞き、真似して英語を習得している息子。質問の中に使われていた単語を自分なりに使って返答するなんて、凄いことですよね!間違うことを恐れるわけでもなく、どんどん新しい単語や文法を使い、とても素直に学ぶ姿勢に脱帽です。
Chiharu, スミス英会話大津校
[…] 本当です! 人間は、「これは何だろう?」とか「これはどうやって使うのだろう?」というような疑問を持つことで、新しい事を学び成長します。現在、3歳児の子育てをしている私とエドワードですが、子供達の好奇心の強さに日々驚かされます。大人は、ここまで深く物事に疑問を感じないのではないでしょうか。いや、感じようとしなくなってしまったのかもしれません。子供達は、純粋に疑問を持ち、それを様々な形で周りの大人たちに尋ねようとします。言葉が話せない間は、泣き声や顔の表情、そしてジェスチャーを使います。3歳にもなると、大分母国語を学び吸収しているので、言葉を使って質問します。以前、私が書いたブログの記事でもご紹介しましたが、兎に角一日中 ”Why?” とか ”What does it mean?”と聞いてきます(バイリンガルの3歳児がWhy?とかWhat does it mean?を覚えた時)。質問をすることで、新しい事をどんどん覚えてしまいます。 […]