私は宿題に関して強い信念を抱いているので、スミス英会話枚方校の生徒さん全員に宿題を出しています。よくしてきてもらうのは、テレビ番組やYou Tubeでのリスニングの訓練、新聞記事を用いた文章読解、無料オンライン英会話、日記などです。生徒のみなさんが何かをやってきてくれるのであれば、実際はどんなものでもいいのです

何事も、習得するには時間がかかるものですから、レッスンの後で少しでも時間を割いて勉強をしてくれたら、上達のスピードを速める助けになります。

日記の宿題を出している生徒さんから何について書けばいいのか質問されることが多いですが、やはり、どんな事でもいいのです。何を書くかよりも、どのように書くかが大切です。スピーキングでは瞬時に情報を処理する必要がありますが、一方ライティングでは伝えたいことを分かりやすく表現するためによりじっくりと考える必要があるので、そういう点で両者は正反対です。

先日のブログでも書きましたが、去年私は生徒さんが2冊目の本『仁香、頼む! 1本の電話から』を出版する手伝いをしました。今年は、私自身の本の準備で忙しくしているのですが(できれば今年中に出版したいと思っています)、この両方の本の準備を通して、書くという事は母国語でも大変なのだと分かりました。

またそれとは別に、ある生徒さんの日記を紹介した記事も掲載しました。独特の感性で書かれていて、細部にいたるまでの観察力の鋭さに目が釘付けとなったからです。ある日、また別の生徒さんの日記を読みました。この彼の日記はあまりに面白すぎたのでここに載せずにはいられませんでした。こちらがその日記です。

『私はいつも日記に何を書こうか悩みます。いつも日記にふさわしいトピックを探しています。しかしいい題材を思いつくのは大変です。実際私はよく運動したり楽器を演奏したりもするのですが、それについてはもう何度も書いてしまっています。今は、何も書くことがありません。でも今日の宿題を完成させるために、あと何行か書かないといけない。あと2行書けたら今日の日記は完成です。』

感想。最高。たとえ何も書くことがなかったとしても、その事について書くだけで文法の練習にもなりますし、それを読んだ人を笑わせることだってできるでしょう。もしも題材に悩んだら、本人の体験だけでなく、友だちの体験や過去の出来事、映画や人づてに聞いた話などもあるのですから、書く内容が尽きることなどありません。楽しんで書いてください。

Adrian

in Hirakata, Teacher's Thoughts by Mark | February 24, 2010 | 0 comments

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