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  • アメリカ滞在記~中学2年生の私~準備編

中学2年生の時、滋賀県大津市中学生海外派遣事業で県立中学2年生17名と引率の先生方と、姉妹都市のアメリカ・ミシガン州ランシング市を訪れました。この10日間の派遣事業で、私の夢や生活ががらっと変わり、今の私がいます。この素晴らしい経験をさせて頂けて、本当に感謝しています。

中学生の頃の私は、親や友達の意見や他人からどう思われているかを気にし過ぎて、自分を見失うことがよくありました。ある日、学校の廊下に張られた「海外派遣参加者募集」のチラシを見つけ、親や友達から離れて自分を試してみたい!と思い切って申し込んでみました。

派遣に参加できることが決まった時、嬉しくて興奮を隠せませんでした。でも、いざ決まってみると、不安なことも多々出てきます。先ず心配だったのが英語です。ランシング市で1週間単身ホームステイをすることになっていたので、少しでもホストファミリーとコミュニケーションをとれるようにする必要がありましたが、英語を実際に口に出して使うというのがどういうことなのかも分かりませんでした。そこで、丁度小さな月謝制英会話学校が近所の石山駅近くにできたので、あまり時間はありませんでしたが、出発までの1ヶ月間だけでもと思い通い始めました。

レッスン第一日目。とーーーっても緊張していたのを覚えています。海外の人と出会う機会もそれまでなく、中学英語を勉強し始めてまだ1年とちょっとという頃だったので、単語もあまり知りませんでした。自己紹介ぐらいはちゃんとしようと思い前もって練習していたのにも関わらず、ドアを開けて第一声の”Hello.”も緊張で震えるぐらいでした。私が生まれて初めて英語で話したアメリカ人のシャーリー先生は、そんな私を笑顔で向かえ丁寧に指導して下さいました。優しい先生のレッスンのお陰で、アメリカ滞在への不安も和らぎました。1ヶ月通い「やっと少し英会話に慣れてきたかな~」というところで出発日を迎えました。

英語の次に心配だったのがアメリカ文化や習慣に関する知識が乏しいことでした。映画などで観ていて知っているようで、実際はあまり知らないことに気付いたのです。滋賀県の事業でしたのでしっかりとした事前研修があり、その期間中にこの点について指導して頂けたのが幸いでした。家の中でも靴を履いたまま生活することや、食べものをどんどん勧められてもお腹が一杯なら”No thank you.”といいましょう等色々学びました。挨拶をする際、ハグや握手をする事も新発見でした(ハグを実践できるかどうか本当に不安でしたが。。)

英会話を練習し、アメリカ文化を学ぶこと。そしてもう一つ、日本文化を紹介できるように準備をしなければいけませんでした。それまで考えもしなかったのですが、日本国外に出れば、日本のことについて尋ねられる機会が増えます。そこで、日本の曲を紹介する意味を込めて「琵琶湖周航歌」を一緒に行くメンバー全員で練習しました。ホストファミリーに日本料理をご馳走しましょうというアドバイスも頂いたので、出発前ににゅうめんの作り方を母に習いました。ホームステイ中、これがとても役に立ちましたが、そのお話は「ホームステイ編」に書くことにします。

中学2年生Chiharuの初海外旅行/研修はこうして始まりました。

スミス英会話大津校 Chiharu

in Ohtsu, The Small Room by Mark | April 1, 2009 | 9 comments

  • Chiharu,

    非常にいい経験でしたでしょう。文化は非常に大切です。外国へ行く時自分の国の文化をよく学ぶこともしなければならないです。僕もアメリカの文化をやはり知らなければならないと英会話を教える時よく分かりました。生徒は必ずアメリカの文化のことを聞きます。だから、知らないぶりは出来ませんね。

  • Hello Al,
    Thank you for your comment.
    本当にいい経験でしたよ。自分の国のことを聞かれてすぐに答えられないもどかしさも体験しました。他国のことを学ぶと同時に自国のことも学べることこそ国際交流のよさですよね。

  • […] 滋賀県大津市中学生海外派遣事業を通して体験したホームステイが、生まれて初めての海外旅行だったことは準備編とホームステイ編に書きましたが、この10日間のアメリカ滞在で本当に様々な事を学び感じました。国際交流で体験すること全てが勉強になることばかりですが、特に心に深く残る貴重な体験というのは「困った時」や「悩んだ時」に遭遇するのではないかと思います。10日間のアメリカ滞在中に経験した「困った瞬間」を、思い出せる限りリストにしてみたいと思います:) […]

  • […] 今回、何故このバンドのコンサートへ足を運んだのかというと、私が13歳の頃から好きだったHansonというバンドのメンバー、Taylorがリードボーカルを務めているからでした。中学生の頃から、一度は実際に演奏を聴いてみたい、本人を見てみたい、そして、もし可能なら英語で話してみたいと思っていました。(絶対に話す機会などないだろうとは思っていましたが(笑)。) 「単純だなぁ」と笑われるかもしれませんが、私が中学生の頃、英語の勉強に力を入れるきっかけになったのも、Hansonの歌の歌詞を理解したいという思いからで、米国に興味を持ち、真剣に滋賀県大津市中学生海外派遣事業参加を考えたのも、彼らに会う機会をいつか作りたいという希望があったからでした。 […]

  • […] 毎年、スミス英会話大津校でこのJack-O-Lantern作りに挑戦する度に、私が中学生の時に初めてホームステイ先で作ったlanternのことを思い出します。(このホームステイに関する記事はこちら。)その時は、英会話が全く出来ず、カボチャの中身をくり貫いたり、Jack-O-Lanternの顔を書いたりするときも、ホストファミリーの英語での説明がよく分からず、見よう見まねでやっていたのを覚えています。一生忘れることのない楽しい思い出です。 […]

  • […] 私が始めてアメリカに行ったのは中学2年生の時で、これは滋賀県大津市の交換交流研修だったので、アセスメントテストのようなものはありませんでしたが、前もって英会話学校に通って練習しておいたお陰で、少しはホストファミリーとコミュニケーションをとることが出来ました。この研修で、あまりにも英語が話せないこと気付き、さらに英会話学校での練習に力をいれるようになりました。日本の高校を卒業する直前に、カナダのバンクーバーにある語学学校へ2週間通った際は、アセスメントテストで良い結果を出すことが出来たので、私にあったレベルのクラスに入ることができました。中学2年の時からカナダの大学に入学するまで、英会話学校に通い続けてよかったと思います。 […]

  • […] スミス英会話大津校で英会話講師をしている私ですが、初めから英語がペラペラ話せたわけではありません。中学校へ入学して、授業でABCを学ぶまでは、日本語しか知らなかったのです。中学2年生の時、大津市の姉妹都市であるミシガン州ランシング市でホームステイに挑戦し、「英語が話せるようになりたい!」と思ったことがきっかけとなり、英会話学校に通うようになりました。(当時の体験談はこちら→アメリカ滞在記~中学2年生の私~準備編) […]

  • […] 日本で生まれ、日本で育った私の場合、身の回りの物や事柄は、全て日本語で体にインプットされていました。子供の頃から、質問に質問を重ねて培った知識です。それが、中学2年生の時にアメリカのミシガン州で体験したホームステイを通して、ガラガラと音を立てて崩れていきました(アメリカ滞在記~中学2年生の私~準備編)。今まで、「飛行機」だと思っていたものが、”Airplane”だったんですよ!実際に、あれは”Airplane”だと思って毎日を暮らしているアメリカの人々に囲まれた瞬間、衝撃を受けました。中学1年生から、学校の授業として英語を学んでいた私ですが、この短期留学を通して、その言語を産まれた時から使って生活をしている人たちがいる、という事実に感動しました。それからです、私の英会話に対する好奇心が強くなったのは。見るもの全てに別の名前や表現方法があるなんて、面白い!知りたい!………. I became curious………. […]

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