アメリカ滞在記~中学2年生の私~ホームステイ編
Chiharu スミス英会話大津校
10日間のアメリカ滞在でしたが、7日間はミシガン州ランシング市でホームステイを体験しました。研修内容の全てが素晴らしかったのですが、一番心に深く残っているのがこのホームステイです。
ホストファミリーとの出会いの日。なんともいえない緊張と興奮の中、参加している生徒一人一人の名前が呼ばれ、ついに私もホストファミリーと対面しました。”Nice to meet you. My name is Chiharu.” と、それだけは練習していたので言えました。いきなりアメリカ人の家族に囲まれ、何やら英語でペラペラと会話をしているのを聞いていましたが、何を話しているのかさっぱり分かりませんでした。そんな経験をしたのは初めてだったので、とても不思議な気分でした。ホストファミリーの大きな車に乗り込む時、私のスーツケースをトランクに入れてくれました。”Thank you.”とちょっとぎこちないですがお礼もちゃんと言えました。
滞在中、様々な所に連れて行ってもらいました。英語で上手く言いたいことを表現出来ないのは本当にもどかしいもので、車に乗り込み何処かへ行くというのは分かっていても、どこに行くのかを上手く尋ねることが出来ないのです。”Where is this?”だけは言えたので、結局目的地へ着いてから質問することにしました。
ホストファミリーと訪れた「Uncle John’s Cider Mill」という面白い場所。そこで、同い年のホストシスターのアリソンと一緒に日本のお祭りにあるりんご飴のような物を食べたのですが、飴の部分がキャラメルになっていて歯にくっつきます。その当時、私は歯列矯正をしていて、リテーナーを付けていたのですが、ホストシスターが”リテーナーを外したほうがいいよ!”とアドバイスをしてくれているのに、何を言っているのかさっぱり分からず、15分ぐらい辞書を片手に身振り手振りでコミュニケーションをとっていたことを覚えています。
ホストブラザーがアイスホッケーをしていたので、ホッケーの試合にも連れて行ってもらいました。初めてのアイスホッケー観戦は、本当に面白かったです。物凄い速さで飛ぶパックや選手の動きに圧倒されました。ホットチョコレートを飲んだり、アメリカ版のガチャポンの写真を撮ったりと見る物全てが珍しかったです。
先日、ホストファーザーが撮影してくれたランシング滞在ビデオを私の家族と観ていて大爆笑だったのですが、このアイスホッケー観戦中にホストファミリーが、”Do you like it?” と聞いてきた時、”Very very very Like like like!” と返事をしていました!とっても好きだという気持ちは伝わりますよね:)
7日間の滞在中に、何か日本の物を紹介しましょうというアドバイスを大津市教育委員会から頂いていたので、私は2つのことに挑戦しました。先ず、折り紙を教えました。単語が出てこなかったので、”This….and this…..and this…..”とThisを連呼して折り方を見せました。最後は、ファミリー全員折鶴を折る事に成功しました。
そして、日本料理の紹介として、にゅーめんを作りました。食べてもらえるのか心配していましたが、味をとても気に入ってもらえたようで、”おかわりはある?”と聞いてきてくれました。”おかわりはないです。”と英語で言えなかったので、”Sorry…”を繰り返し言って身振りで説明しました。にゅーめん紹介で一番困ったことは、それぞれの材料の説明を英語でしなければいけなかったことです。わかめは海草という単語を調べ、そうめんは”Japanese noodle”と説明し、だし汁は”soup”と言って解決しましたが、麩だけは上手く説明出来ませんでした。”a breadlike food made of wheat”とジーニアス和英辞典にはありますが、その時は説明出来ずに終りました。日本料理のことを上手く説明できず、ちょっと情けない気持ちになりました。
ホームステイで気付いたことの一つですが、英会話で一番大切なことは、相手に「伝えたい!」「こんなことを質問したい!」「気持ちを表現したい!」と強く感じる事であり、それに伴う身振りや手振りで十分コミュニケーションが取れるということを理解する事だと思いました。私の”Very very very Like like like!”のように、文法通りに表現していなくても、相手に気持ちや言いたいことは伝わるのです。
ホストファミリーとの交流の中で、アメリカ文化や習慣に触れ、本当に様々なことを学びました。他にも色々なことを書きたいのですが、長くなりそうなので今日はここまでにします。
Thank you for reading my blog. 🙂
Chiharu スミス英会話大津校
[…] 英会話を練習し、アメリカ文化を学ぶこと。そしてもう一つ、日本文化を紹介できるように準備をしなければいけませんでした。それまで考えもしなかったのですが、日本国外に出れば、日本のことについて尋ねられる機会が増えます。そこで、日本の曲を紹介する意味を込めて「琵琶湖周航歌」を一緒に行くメンバー全員で練習しました。ホストファミリーに日本料理をご馳走しましょうというアドバイスも頂いたので、出発前ににゅうめんの作り方を母に習いました。ホームステイ中、これがとても役に立ちましたが、そのお話は「ホームステイ編」に書くことにします。 […]
[…] 滋賀県大津市中学生海外派遣事業を通して体験したホームステイが、生まれて初めての海外旅行だったことは準備編とホームステイ編に書きましたが、この10日間のアメリカ滞在で本当に様々な事を学び感じました。国際交流で体験すること全てが勉強になることばかりですが、特に心に深く残る貴重な体験というのは「困った時」や「悩んだ時」に遭遇するのではないかと思います。10日間のアメリカ滞在中に経験した「困った瞬間」を、思い出せる限りリストにしてみたいと思います […]
[…] 私は、中学生の時にアメリカでホームステイをした際、初めてJack-O-Lanternを作りました。(このホームステイに関する記事はこちら。)その時は、英会話が全く出来ず、カボチャの中身をくり貫いたり、Jack-O-Lanternの顔を書いたりするときも、ホストファミリーの英語での説明がよく分からず、見よう見まねでやっていたのを覚えています。 今回のハロウィーンパーティでは、参加者の皆さんの殆どが、初めてJack-O-Lantern作りに挑戦されたそうです。参加してくれたオーストラリア人の先生も、母国ではJack-O-Lanternを作る風習がないそうで、今回初めて挑戦すると喜んでいました。 […]