大津校の生徒様がカナダにあるエドワード先生ご両親の家にホームステイをされました！

私は6月5日から10日間、カナダにあるエドワード先生のご両親の家でホームステイしました。中学生の頃から英語が好きだった私にとって、ホームステイは３０年越しの夢でした。すっかり大人になってからのホームステイでしたが、人生観が変わるすばらしい体験をすることができました。カナダの雄大な自然、エネルギーに溢れたバンクーバーの街、美しいナナイモの海、カナダの多様性、おおらかなカナダの人々、そして素晴らしい人柄のエドワードのご両親など、レポートしたいことはたくさんあるのですが、長くなりそうなので英語体験に焦点を絞ってレポートします。ホームステイにはスミス英会話大津校の生徒である長女（中学3年生）と、同じく大津校の生徒である友人の息子さん（中学2年生）を連れて行きました。ホームステイをより充実させるため、私たちの間の会話も英語ですることに挑戦しました。

私はホームステイをするにあたり、3つの目標を設定しました。1つ目は、本場の英語のスピードを体験すること。2つ目は、自分の英語レベルを客観的に理解すること。3つ目は、英語での生活を楽しむこと、です。

１つ目について。スミス英会話大津校に約１０年通い、英語力をつけたつもりでいましたが、カナダで私を待っていたのは「早すぎて何を言っているのか分からない！！」という事態でした。その時、私が今まで日本で聞いてきた英語は本場の英語ではないと気づいたのです。日本の学校やリスニングテストで聞く英語は、勉強中の人のための英語なのだと知りました。本場の英語はスピードが速く、人によってアクセントに癖があります。それでも１０日聞き続けると少しずつ慣れてきて、最初は単語しか聞き取れなかったのが、少しずつ単語と単語が繋がっていくのが分かりました。徐々に脳が英語用になっていくように感じ、途中から夢の中が英語になっていきました。この感覚は英語だけで１０日間過ごすことでしか体験できないものだったと思います。

２つ目について。本場の英語の速さに驚きリスニング能力が未熟だと分かって、自分の到達点はまだまだ低いと感じました。今までたくさん勉強してきたつもりでも、自分の英語と本場の英語とでは全くレベルが違いました。落ち込んでしまいそうな状況でしたが、「私は英語が下手な日本人だ。」と開き直ってしまえば不思議と勇気が湧いてきました。下手で当たり前と思えば、何度も聞き直したり、間違った文法を使うことも怖くなくなりました。話の途中でも、自分の間違いに気づいたら何度も言い直しました。そこで気づいたのは、今まで英会話を勉強しているとき、間違えないようにすることに必死で、一度英語を頭の中に思い浮かべて間違っていないか確認してから話していた、ということです。英語学習で、間違えることを恐れずに話しましょうとよく耳にしますが、ホームステイをしたことでその意味がやっと分かりました。口に出しながら、間違えたと思ったら言い直せばいいということに気づいたのです。このことに気づいたことで、帰国後もより自然に会話できるようになった気がします。

３つ目について。リスニング能力も会話力も本場のレベルには遠く及ばなかった私ですが、買い物やコーヒーショップでの注文など、英語での生活には困らず、どこに行っても楽しむことができました。それは、英語を完璧に使うことと、英語でコミュニケーションをとることとは全く別だからだと思います。コミュニケーションの手段は言葉だけでなく、ジェスチャーや表情もあります。知っているフレーズを駆使しながら身振り手振りで話せば、だいたいのことは伝わりました。英語が完璧に話せなくても、意思疎通できることが楽しくて、たくさんの人と会話を楽しみました。この点について、ホームステイに同行した友人の息子さんから印象的なことを言われました。私は彼によりリアルなホームステイを体験してもらいたかったので、買い物や注文は一切手伝わないようにしていました。彼は旅の初めはレジで無言でお金を出すだけでしたが、１０日後にはコーヒーショップで好きな飲み物を好きなサイズで頼み、お気に入りのドーナツを注文できるほどに成長していました。彼は帰りの空港で私に「文法が間違っていても、単語が聞き取ってもらえたら何とかなる。ジェスチャーで伝えることもできる。」と言いました。１３歳の子がこれに気づけたと思うと、とても感動しました。

この１０日間のホームステイは私にとっても、子どもたちにとっても、本当に実りの多い貴重な体験になりました。私たちが安心してカナダでの生活を楽しめたのも、エドワードのご両親が寛容な心で私たちを迎えてくれて、楽しませてくれたからにほかなりません。この場を借りて、お二人に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。

もっと英語を上達させて、再びカナダを訪れる日を楽しみにしています。

Miho (スミス英会話大津校生徒）