スミス英会話生駒校 総称人称のYou

Sometimes ‘You’ isn't You

YOU

総称人称のYou

ある日、英会話レッスン内で私が言ったことが生徒様を混乱させてしまったことがありました。私は料理のレシピについて説明していて、「first you get the flour and then you get the salt」と言いました。これは「まず小麦粉、次に塩」という意味ですが、私が“you”という単語を使ったので、生徒様は自身が小麦粉と塩を手に入れなければいけないという意味だと思い混乱していました。

英語のネイティブスピーカーはこの“you”を、“あなた”だという意味にはとりません。私たちは総称人称のyouだと理解します。これは、誰か特定の人を指してはいません。

総称人称とは「we, you, they, one」を使い、漠然と人を指す時に使われます。

日本語で漠然と人を指す時には、主語を抜いて話せます。私がレシピを説明する際に使った“you”(主語)は、日本語で話す場合には不要です。

しかし、英語の場合は文を作る時、主語が必要です。特定の人を指さない時、英語ではどの単語を使うでしょうか?それが総称人称の“you”です。

何かのルールや手順について、一般的な事実について話しをする時、総称人称はとても便利で文も自然になります。

The Impersonal You

総称人称Youの使用例を場面別に見ていきましょう!

ルール説明に使うYou


テーマパークで使われるようなルール説明の場合の例を見てみましょう。通常の手順は、チケットを購入してチケットを見せて入口ゲートを通過します。パーク内への出入りの制限について説明する時、丁寧な英語の表現を使うと次のようになります:

「The customer can buy the ticket and enter the park once with that ticket but after they exit the park they may not enter again unless they buy another ticket. 」
お買い求めいただいたチケットでパークに入場いただけますが、一度退園されますと新しいチケットをご購入いただかない限り、再入場いただけません。

これはとても丁寧ではっきりとした表現ですが、長く単語数も多く聞き取りづらくなります。Youを主語にして文を作ると、とてもシンプルな文にできます:

You can only go in once with this ticket, you can't go in and out many times with one ticket. 」
お買い求めいただいたチケットで入場できます、再入場はできません。

この“You”は、「あなたが買ったチケット」という風に特定の購入者を指して言っているわけではなく、「チケット購入者は全員」というように注意事項を読んでいる人を含んだ言い方にできます。

手順説明に使うYou


何かの説明をする時、または手順を説明する時にはYouを使うと分かりやすい文にできます。この場合は、“You”を主語にして英文を作ります。
カメラの操作手順を例にしてみましょう。フィルムカメラで撮影する手順を説明するとしたら、次のようになります:

  1. 1
    You wind the film with the lever at the top.(上部にあるレバーでフィルムを巻く)
  2. 2
    Then you look through the viewfinder and point the camera where you wish to take the picture.(ファインダーを覗いて写真を撮りたい場所にカメラを向ける)
  3. 3
    And then you push the button. (シャッターボタンを押す)

特定の誰かに向けて話しているのではなく、この手順を読む人に向けてどの文もYouから始まります。

一般的な事実を話す時のYou


一般的に知られている事や、事実について話す時にはYouを主語として使います。

例えば:

Walking 10 km will make a person tired.(人は10km歩くと疲労する。)

ここでは、総称人称ではなく二人称の“You”を使い、次のように文を作れます:

You will get tired if you walk 10 km.(10km歩いたら疲れるよ。)

次に英語の練習をする時、二人称のYouを使った文を作ってみましょう!

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