スミス英会話スタッフブログ:公用語としての英会話

たくさんの日本人がスミス英会話京橋校に通ってくれていること、そこで講師として英会話を教えられることは、本当にうれしいことです。

今日では英語が世界の公用語であること、その公用語が私たちの生活を豊かにすることは間違いないでしょう。私の生徒の生徒さんたちも他国の人々と会話をするため、英会話に一生懸命です。いつの時でも私の教室は笑顔と生徒さんたちの「英会話ができるようになりたい!」という希望で満ち溢れています。そして、彼らにはそのチャンスがあります。

日本語の「に」の字もわからない私が伊丹空港に降り立ち、すぐさま気づいたことがあります。この時の日本では世界の公用語である英語はほとんど役に立たず、ほんの少しの人しか英語で話してはくれませんでした。

来日してすぐに日本の貿易会社で働き始めたのですが、そこでも社長と彼の秘書を除いては、英語が話せる人間は私一人でした。

後で気づいたのですがみんな多少の英語はできたものの発音はひどく、文法も混乱していて知っている単語も限られていました。ネイティブスピーカーの私が理解するにはとても難しかったのです。そこで部下や同僚と話すには自分が日本語を勉強するしかないとわかりました。

私はYMCAの日本語コースに入学しました。初級から上級まで7段階あり、初級クラスの授業では「日本語の基礎」というテキストを使ってひらがなやカタカナを学ぶのですがひらがなの読み書きのドリルは本当に厳しく、些細な間違いでもテストでは大きな0(ゼロ)をもらえます。(笑)

授業ではノートを取り続けましたが、日本語の難しさを痛感するだけでした。間違いだらけで、語学においては運も実力もありませんでした。

ひとつのクラスは20人で編成されていてそのうちのほとんどが中国人で、英語は話せませんでした。コースの半分程を終えたところで会社からドイツへ行くよう告げられました。コースに通うことができずひらがなもカタカナも遅れを取りほとんどの書き取りテストは0点で返ってきました。

6週間ドイツで過ごした後日本に戻った私は再度日本語コースに入学し自分に投資しました。今度のクラスも20人程でしたが出身地は、中国、韓国、ロシア、ギリシャ、台湾にフランスと様々でした。皆英語で挨拶はできてもやはり会話はできず、またもや孤独を感じる日々が始まりました。

今回のコースではクラスの上位をキープしようと朝方まで勉強し、日中は会社働いていたので疲れましたが、それでも続けました。初めてひらがなのテストで100点を取ったときのことを今でも覚えています。先生が私の解答用紙を持って静かにこう言ったのです。

「スミスさん、よくできました。」この瞬間、私は世界で誰よりもHAPPYな男だったでしょう。

何年にも渡って貿易会社に勤めながら私はYMCAに通い続け、会社は私を海外へ送り続けました。最終的には1年間週1回のペースで52カ国へ飛んだことになります。

CEOとして勤め、この会社をやめる頃には私の下で17カ国から来ているスタッフたちが働いていました。私が訪れた国での仕事はもっぱら英語でした。英語は世界の公用語であり、英語で各国の人々と言葉を交わしその文化に触れることは本当に素晴らしいと断言します。

私がYMCAで過ごした日々を決して忘れることはないでしょう。共に日本語に励み、コースを修了した私たちは友人でもあります。最終日、コース終了が告げられ小さなパーティーを開いて色んな話をしました。互いの家族や故郷のこと、仕事のこと。日本の夏は暑く冬は寒いとか日本の賃貸は高い!なんてことも話したのを覚えています。みんなが笑顔になり楽しさで溢れていました。少し前までお互いにあいさつさえ交わせなかった者同士が、日本語で会話を楽しんだのです!

他国の言語を学ぶことは、新しい世界への扉を開くことなのです。私はこのことを生きている限り決して忘れません。

Mark Smith

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