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  • ミッション“iフォン”インポッシブル

2007年6月にアメリカでiフォンが発売されました。その話を最初に聞いた時、多くの人と同じように私もすぐさま買いたいと思ったのですが、すでに私は1年以内に日本に移住することになっていました。金銭的なことを考慮すると、残念でしたが購入を断念せざるを得ませんでした。

8か月後に来日した私は、日本の携帯電話を買わなければならなかったのですが、日本の電子技術の素晴らしさをアメリカでよく聞いていたので、実際には結構わくわくしていました。妻とソフトバンクへ行き、店員が勧めた当時の最新機種を買いました。その携帯はテレビも見られるのですが、テレビ機能はアメリカの携帯電話には無いのでかなり興奮しました。それから、インターネット接続のような機能もついていたのですが、これは残念なことに本当のインターネットではなく、携帯電話用に構成されたものだったので少し違和感がありました。でも全体的に、がっかりということはありませんでした。まあここは日本だし、しかもアメリカで持っていた携帯よりも高性能だし、もうそれ以上のことは考えるのをやめよう、と思うようにしたのです。そして数か月後、アップル社が日本でもiフォンの発売を始めると、再び私の気持ちは燃え上がり始めました。が、ちょうど日本製の携帯を買ったばかりで、まだ契約が1年以上残っていたのです。この私のタイミングの悪さにかなりストレスが溜まりました。当時はiフォンはまだ少し高かったこともあり、再び私は購入を断念しました。それからまた数ヶ月が経つと、アップル社はなおも私をいじめてきます。iフォンを無料にしてきたのです。嗚呼、私はまだあと1年の契約が残っていたのですが、iフォンに変えるための中途解約金を妻は払いたがりません。私の欲求不満は再燃します。そこで私は妻の気持ちを変える作戦を開始しました。彼女に、「iフォンが欲しいよぉ。」と毎日メールを送り続けました。しかし、残念ながら作戦は失敗に終わりました。今度は面白いメールを送ることにしました。メールの文中の、彼女の名前を全部iフォンに置き換えたのです。

例えば、「iフォン、今夜は何時ごろに帰ってくる?」「iフォン、今日はかなり暑いから体に気をつけて。」と。さらに文末には「I love you、iフォン。 Jerry」と。

妻の返信メールは、「無視。」

悲しかったですが、でもかなり面白かったです。

さて、先週末、再びソフトバンクに行きました。そこで私の現時点での残りの契約期間について話し合いました。あと7か月の契約が残っていました。で、私たちは、やっぱり購入を断念しました。

もうっ!!

Jerry

Many thanks to Yasuko Isayama for her hard work translating my article

in Hirakata, Teacher's Thoughts by Mark | September 16, 2009 | 0 comments

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