ニュージーランドからKia Ora!(2009年9月のお知らせ)

早くも9月!つまり去年、ワークビザが切れていったん帰国してからNZに再渡航してから1年が経過したというわけです。この1年を振り返ると、転職して新しい職場とその人間関係に慣れ、4月からは予定通り、娘を留学させ、ついに永住権を得るという収穫の多い年でした。今年も大きな夢が二つ叶ったことになります。

総じて“良い年”だと思いますが、これまでに触れてきたように、現在勤めるラボは風前の灯状態。自治体との大きな契約を失い、9月7日からはお金は入ってこないのに…従業員はたくさん残っているという状態になるのです。新聞では連日のようにこの大きな問題が取り上げられ、新しい(つまりライバル)ラボの問題点が指摘されたり、私たちのラボの往生際の悪さを非難されたりと、公共の場での“喧嘩”の様相。

日本の会社ならとっくに諦めて、従業員を手放し、さっさと店じまいしそうに思えるのですが、こちらのトップはまだ諦めきれない様子で、幸いにきちんと給料が支払われています。2年間という長い裁判にも関わらず、このような大きなプロジェクトを仕掛ける方もリスクを覚悟していたわけで、国民の医療に直接かかわる問題がまるでギャンブルのように賭けに出されているような事態。しかもその狭間で患者が犠牲になろうと責任の所在は曖昧。実際、すでに犠牲になった患者の報告が今朝の新聞紙上に載っていました。

私たちは皆タイタニックに最後まで残った乗組員で、さしずめ永久契約ではない私は船のヘリにやっと捉まっている状態でまったく足元定まりません。

内心、もうウンザリだあ!と思わなくもありませんがこれも運命。

そんな中でも従業員のことを発奮させるために2週間に1度、“可笑しな帽子をかぶる日”とか“ビーチの格好をする日”とか“変なヘアスタイルの日”などと称して皆それぞれ可笑しな格好で仕事をしてチアアップしてます。そして特に“可笑しな格好”をした人には賞品が与えられます。なんと先日は社長自らカメラマン役をしてました。

厳しい状況でも楽しみながら?やり過ごし、最後まで諦めないこの楽天的精神はつい深刻になりがちな傾向にある日本と比べるとストレスフリーではあります。

不安は皆持っているもののまだ、冗談言って笑ってたり、暇になったからと言って研究題材を見つけてプレゼンの準備したり、ある部門ではトランプや読書してたり。

これに限らず、この国では様々な部分で“えっ、力入れるの そこ?!”と思わせることが多々あります。たとえば文房具屋に鉛筆やノートの種類は少ないのに付箋紙は様々な大きさや形、色のものがズラーと壁一面にあったり。食パンはブランドや種類はたくさんあるのにすべてサンドイッチ用の厚さ。日本人的には何で?!

外国の文化は実際住んでみなければ分からないことが多いけれど、住んでも分からないこともあるというわけです。

写真は、その“可笑しな格好の日”のひとこまです。

誰ですか?こんな調子だからライバルに取引先持ってかれるのだと言ってるのは?

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