スミス英会話枚方校には、私たち教師を育ててくれる素晴らしい生徒さんがたくさんいます。今回は、そんな生徒さんの中の一人を紹介します。彼らがいなければ、私はこれほど成長できなかったかもしれません。より素晴らしい教師になるようにやり甲斐を与えてくれる生徒さんたちは大切な存在です。生徒さん達が上達するにつれて私もスキルを上げていかなくてはなりません。よりよいクラスを提供するにはよりよい教師になる必要があります。私たちはみな、変わり続けていくものなのだと思います。いい方向に変わっていくことも、残念ながら悪い方向に変わっていくこともありますが。

わざと悪い方向に向かおうとする人はいないでしょう。たとえいたとしてもそんな人は極めてまれです。より良い方向に向かうのに必要なのはただ一つ、よりよい方向に向かうように取り組むことです。2~3か月もエクササイズを中断すれば、抜群のスタイルもなかなか維持できないでしょう。もしも勉強を中断するとせっかく学んだことも簡単に忘れてしまいます。(私の日本語能力がそうなので、自信を持って言えます。)勉強や運動は続けることではじめて成長が約束されるのです。

教室にはそれを地で行く中学生の生徒さんがいます。彼らを教え始めて3年になりますが、1年目はちゃんと勉強してくれるか疑問でした。というのも、彼らは出された宿題の最小限のことしかやってこなかったからです(自分もそういう生徒であったのは事実ですが。)彼らの持ってくる宿題は授業の直前に猛スピードでどうにか間に合わせたというのが見え見えだったのです。あまりに酷い出来だったので、宿題とは何たるかを腰を据えて説明せずにはいられませんでした。私は、宿題は

①きれいに
②新しい単語を使って(その単語の上に日本語訳を書いておいて忘れないようにします)

③同じ内容ばかり繰り返さず

④書き上げるまでに20分はかけるようにする

ことが大切だと説きました。

以上のことを分かってもらうため、説明にかなりの時間をかけましたが、最近は彼らの宿題で注いだ努力は語彙力の増強となって現れ、それが会話にも出てくるようになりました。先日は私の「その友達の身長はどのくらいなの?」という問いかけに対し、「He’s as tall as you.」と答えてきました。ネイティブスピーカーからすれば単純な受け答えと思われるかもしれませんが、単に「Same as you」とか「181cm.」と言う学生がほとんどで、この構文を自然に使える若い学生はあまりいないと思います。

学校での成績にはまだ大きく反映していないようですが、私は彼らの上達に驚かされています。そして今築かれている基礎部分は将来とても強い足腰となって現れると信じています。

Adrian

in The Small Room by Mark | October 12, 2010 | 0 comments

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