英会話スクール・売り子「大声と笑顔」

誰かからアドバイスを受ける時は、慎重にならなければなりません。今日は、人を不快にさせるものでなければ騒音ではないということを証明したいと思います。

私は、日本の大企業で働いているマーケティングの専門家に英会話を教えています。

彼は私たちスミス英会話京橋校のフライヤーチームについて、いくつかアドバイスをしてくれました。

彼が言うには、日本人は静かで特に朝は騒音を嫌うので、フライヤーを配る時は近寄り過ぎずに少し下がって、気楽に優しくした方がいいそうです。たぶん私たちはやかまし過ぎたのでしょう。なので、何週間か静かに気楽にフライヤーを配っています。しかし、フライヤーの出ていく数は変わりません・・・。問題は、私自信がフライヤー配りを楽しんでいなかったことです!

思えば、昔から私は声を出すのが好きでした。

少年だった頃、短い間ですがイーストロンドンの果物屋でアルバイトの売り子として働く機会があり、その店の主人である叔父は「うちの果物がどれほど素晴らしいか、大声で訴えなさい。」と教えてくれました。思春期の私の声はなかなか遠くまで届きませんでしたが楽しみながら一生懸命頑張りました。

オーストラリア陸軍将校の時代には、一度に200名の兵の指揮を執るので大きな声を出すよう教え込まれました。閲兵場では、200名がブーツで行進する中誰もが聞こえるよう大声で、はっきりと叫ぶのです。

実はこれにはある程度のボイストレーニングが必要で、自室へ戻る頃には声が出ない状況が何日も続きました。しかしながら、だんだんと将校の仕事を楽しめるようにもなっていました。

何年も経った後に次の機会は訪れます。父親が阪急デパートの中でお肉屋を営んでいる友人から頼みたいことがあると言われたのです。内容は、店の前に立ってオージービーフフェアの宣伝をしてほしいとのことでした。何年もオーストラリアに住んでいましたが、私がイギリス人だということを彼は忘れているようです。しかし、それは重要ではないということだったので快諾しました。

驚いたことに、たくさんの店の人たちが自分たちの商品をまさにイーストロンドンの売り子のように大声で売り込んでいたのです。私の第一声は少し遠慮がちでしたが、最終的には私が売り場の中央に立っていました。かつてのイーストロンドンの果物屋、オーストラリア陸軍将校がここにいるのです!

「Ozi Beef Fair, Come and get it!」「Come and Get Your Ozi Beef.」「One day Only. This is Your Chance.」売り場が静かになり、この大声がどこから聞こえているのかと皆が見ていましたが、私はそのまま続けました。皆はすぐに仕事に戻り、そして私は大満足でした。

店はいっぱいになり、言うまでもなくお肉屋のご主人は喜んでくれました。

気楽にやるというアドバイスは放り投げ、また売り子をやると今日ここに決めました。

通る人たちに大声で言うのです。「Today is Wonderful Wednesday.」「Smile it change your life.」「Come on now Give me a Smile.」フライヤーチームのメンバーは笑い転げ、間もなく数千人の通行人がくすくすと笑いながら通って行きます。若者のグループが今日は何が起こるのかと歩くペースを落として私の所を通ったり、笑顔が溢れ、京橋のプロムナードはいきいきとしています。

イーストロンドンでの売り子からずいぶん経ちますが、今この閲兵場は私のものです。

誰かが私たちの英会話スクール、スミス英会話京橋校に入会するかどうかはわかりませんが、確かなことが2つあります。今日の京橋は幸せであるということ、それから私はとても楽しんでいるということ。私からのアドバイスは「自分が幸せだと思うことをしよう。」です。

Mark Smith